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2006年 09月 25日

穂高連峰縦走2日目

副題『にゃっちスーパーガケノボラー2になる!?』(笑)

翌日朝5時過ぎに目を覚まし小屋に出てみると天気は快晴!
さすが晴れ女にゃっち!
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モルゲンロートに染まる穂高連峰
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池に写る涸沢槍

今日からいよいよ本当の山登りが始まる。
危険度が高い場所らしいので無理そうだったら引き返すと言うことで出発!
時間は朝7:00

まずは涸沢カールの右に見える北穂高岳(標高3106M)を目指す。
涸沢カールの標高が2300Mだからいきなり800Mの登りだ。
朝一だからゆっくりと登る。

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にゃっちが向かっている正面に見えるのが北穂高岳

しばらく沢沿いに進むとお花畑が有る。
9月後半だというのに結構咲いてる。
と、思うとその近くにはもう紅葉しているダケカンバが有ったりするのだ。
鳥もそうだけど年々季節がおかしくなってるなあ~( ̄~ ̄)


ゴジラの背といわれている岩稜を右に見ながら登っていくと、そのうち鎖が有る場所に出る。
先行するパーティーは凄く時間が掛かっていたみたいだ。
その場所に行ってさぞかし大変なのかと思ったら、正直なんてことなかった。
なんであんなに時間掛かってたんだろう?

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長い鎖場だけど角度がゆるいのでなんて事無いと思う。

そこからすぐの所に今度は鉄製のハシゴが有った。
ここがホームページや雑誌で見た、長くて緊張すると言われているハシゴかあ~。
でもこれも緊張するほどでは無いと思うけど・・・・。
にゃっちもスタスタ登ってくる。
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そしてハシゴが終わるとジグザグにハイマツの中を登る。
だんだんと涸沢が小さくなっていき高度が上がっているのを実感する。
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そして登り始めて3時間経った頃、やっと北穂高の山頂が見えてきた。
写真で見た事が有る北穂高小屋も見える。
もう少しだ~。
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そして10:35分北穂高岳山頂に到達。
休憩も入れて3時間30分だからペースはまあまあだろうか。
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とりあえず山頂から1分ほど下ったところに有る北穂高小屋に行って休憩する事に。
ここは日本で一番高い所にある山小屋で、なんと先代のご主人はここまで材木などを手で担ぎ上げたと言う。
人間じゃねえ~・・・・( ̄。 ̄;

山小屋のテラスからはこんな景色が見えます。
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槍ヶ岳と大キレット
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山小屋のお姉さんと話をすると、ここの所ずっと天気が悪くて景色が見えなかったと言う。
今日は久しぶりの良い天気なんですよ~。
だって。良かったなあ~(^-^)
にゃっちと二人で喜ぶ。

しかし核心部はこれからなのだ。
11:35分小屋を出発して、いよいよ穂高連峰縦走開始だ!

まず一旦下って北穂高岳山頂の南峰まで登り返す。
ここは山頂が2つ有り、一般的に小屋がある北峰が山頂と言われている。
縦走路は南峰直下から始まるのだ。

今から行くルートを見ると、今までの登山道とは険しさが全然違うように見える。
さ~あ行けるかな~(^ ^;
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縦走路に入ってすぐ槍ヶ岳を振り返る。

歩き始めてすぐ若い女の子2人とオジサン1人のパーティーとすれ違う。
へえ~この子等もここ越してきたんだ・・・。
じゃあ~俺だって大丈夫かな・・・なんて思ったりして(^ ^;

眼下左側には今朝まで居た涸沢カール。
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右側にはスッパリ切れ落ちた滝谷が迫力だ。
ここ滝谷は日本でも有数のロッククライミングの聖地なのだ。

落ちたらヤバイなって箇所を数箇所通過してどんどん進む。
でも、なんか楽しいなあ~。
面白いから全然疲れないし岩登り好きかも・・・(馬○は高い所が好き・・って良く言うね)
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↓最低コル手前の記念撮影にゃっちが居るんですがどこでしょう?(笑)
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そして難所と言われている所を無事通過してとりあえず最低鞍部(コル)と言う場所に到達。
そこから見上げる涸沢岳が大迫力だ!
・・・・というか今からこれ登るんですか~?
聳え立ってるよ~( ̄~ ̄)
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そして同じ時間帯に登っていた2組のパーティーを先に行かす事に。
にゃっちは体が小さい為に岩登りは時間が掛かるのだ。
RICKなら楽に越えられる岩もよじ登ってるもんな~。
後ろから見ていると全身筋肉痛になる原因がわかるよ(笑)

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歩いてきた道を振り返る。

若い男性2人組が一番先に行く。
その次は若い女性2人のパーティーだ。
しかし、このコースはカップルで登っているのって少ないなあ・・・。

さあ~先行パーティーも行ったので登り始めるか~!
と出発。
こんな斜面を登り始める。
登山道は今までと違いザラザラの砂の斜面も有り、滑るのが嫌な感じ。
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いよいよ道が険しくなりカメラを出している余裕が無くなってからそれは起きた。

「ラ~ク・・・・」
とかすかに声が聞こえたのと同時に「サラサラ・・・ゴン!」という音。

上を見るとなんと何個もの石が落っこちて来ている。
「落石!!!!????」

しかも崖にしがみついているにゃっちのすぐ近くに落っこちてる。
距離は5Mぐらいか。
RICKはにゃっちと間を取っていたので当たる事は無いだろうけど、にゃっちが危ない!!!

「動かないで!」「伏せろ!!」

と、にゃっちに大声で言う。
伏せているにゃっちの横を岩の塊がどんどん落ちていく。
中には直径50cmも有ろうかという岩がにゃっちのすぐ横を転がっていく。
20秒ほどで落石が収まった。

その間はもう生きた心地がしなかった。
とにかく無事で良かった・・・・。

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↑落石直後に下を見下ろし撮った写真。今から登ろうとする登山者が下に見える。
こんな所で落ちたら間違いなく即死だわ・・・( ̄。 ̄;

その後慎重に進むと落石の起こった場所に到達。
岩が動いた後が生々しい。
結構浮石と砂礫が多い急斜面でなるほど危ないと思った。
登山者が多い場合は事故の確率がかなり高いだろうな。

先行のパーティーが心配そうに僕らを見下ろしている。
そして僕らの姿を確認すると、安心したのか先に進んでいった。

その後さらに登り涸沢岳山頂(標高3110M)に到達!
ここまでくればもう安心だ。
到達時間は14:05分
2時間30分のガケノボラーだった。
これでにゃっちもスーパーガケノボラー2?になる事が出来たかな(笑)


あとはゆるい下りを今夜の宿泊地穂高岳山荘まで15分ほど下るだけだ。

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山頂近くから今まで来た道を振り返る。

涸沢岳山頂で写真を撮った後に山荘まで下る。
山荘に着いて早速先行していた女性パーティーが「大丈夫でしたか?」
と声を掛けてきた。
「ええ~大丈夫でしたよ」
と言葉を返す。
この人達が落石起こしたのかな~?
その女性2人組はちょっと休むと涸沢に向かってザイティングラートを下っていった。

そして山荘のテラスで荷物を降ろしビールタ~イム!
今回は凄い達成感有るなあ・・・。
落石には正直ビビッタけど(^ ^;
にゃっちはRICKに言われて伏せていたので、状況がわからないのであまり怖くなかったようだ。
傍で見てる俺は怖かったよ~(T-T)

まったりしながらビールを呑んで景色を楽しんでいると「先ほどはすみませんでした・・・」
の先行していた男性2人組が謝って来た。
あれ?この人達が落石起こしたのか・・・。
わざとやったんじゃないのも解っているので笑顔で「大丈夫でしたよ~」と返す。

登山にはそれなりのリスクが有るんだって再確認しました。
自分だけしっかりしていても、駄目なんだなあ~って。
とにかく無事で帰るのがなによりだな。


そしてRICKはせっかく持ってきたレンズEF70-200mmF2.8L IS USMを10D
に装着。鳥が居ないかなあ・・・・と思い探すが全然居いない。
近くに居た人が「凄いですね~これで何撮るんですか?」
と聞かれたので
「そうですね~何撮れば良いんでしょうかね?」
と返しておきました(^ ^;

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一応明日向かうであろう前穂高方面の紅葉や
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ブロッケンの妖怪と言われる現象など撮っておく。

しかしこのカメラ装備は今回間違ったなあ~。
カメラ装備だけで8kgも有るんだもん(爆)
小屋2泊なのに総重量15kg超え!
望遠レンズは重いし(ほぼ使わなかったのも悲しい・・・)
三脚はカーボンの4段だけど、これでもこういう危険な場所の登山には不向きだと良くわかった。
実際落石の前にも三脚の頭が岩に当たって、ふらついて落ちそうになったしね。
しかも荷物のバランスが悪くなるんで、左鎖骨の皮が剥けました(T-T)
今度は軽量化するようにしなきゃ。
これで事故でも起こしたら『無謀なカメラマン滑落死!』とかニュースで流れちゃいそう(^ ^;


そして一度小屋に入り、部屋に荷物を入れて着替えてからまったりしているとあっという間に夕食の時間。
その前に外に出て夕焼けに染まる雲海を見ることが出来た。
絶景だね~。

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笠が岳と雲海
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ジャンダルムに当たる夕日

ジャンさんはジャンダルム登ったんだよなあ~。
僕にも登れるんだろうか???
ここから見てると今日のルートよりかなりヤバそうだけど・・・。
あんな所行っちゃうなんて凄いなあ~。

そして撮影を終えたらもう夕食が始まっていてにゃっちが玄関の前で待っていた。
遅くなっちゃってごめんなさ~い!

夕御飯はギュウギュウ詰めの中(場所は空いてるんだけど一箇所に纏まられる)頂く。
ここでも夕食にはサラダが出る。
恐るべし北アルプス( ̄~ ̄)

食後は宿泊者の殆どが太陽のロビーという所でDVDを鑑賞。
今日通ってきたルートが写ると良くあんな所通ってきたなあ・・・・と改めて思う。

明日はとうとう日本第3位の高峰奥穂高岳(3190M)に登頂だ。
その後吊尾根を経由して前穂高~上高地まで重太郎新道を降りていく予定。
奥穂高山頂まで山荘から50分ぐらいで登れると聞いているし、その後上高地への下りも今日ほどの難所は無いだろうけどどんな感じなんでしょ?
7時30分を過ぎたので、布団に入る。
すると隣の部屋の馬鹿な男性が大きな声で喋り続けていた。
ほんと馬鹿・・・。
山では早寝が基本なのにね。
実際もう寝ている人も居るわけだし・・・。


案の定同じ部屋の男の人が起きだして「うるさい!寝ている人も居るんだ!」
と一喝。
その後は静かになった・・・・と思ったら下の階のロビーで大きな声で喋っている馬鹿な男二人が居た。
もう8時過ぎてるのに常識しらないオッサン達だなあ・・・・。
でも山荘の人はなんで注意しないんだ???

今度はRICKが起き出し、下の階に行って2人組に「煩いんだけど」
と最初は軽めに言ったら、まだ馬鹿達はお喋りを止めない。
今度は「ウルセエ~って言ってんだろ!!!」と怒鳴ってしまう。
流石に2人組は静かになったけど他に寝ている人に迷惑になっちゃったかも( ̄~ ̄)
起きちゃった方居たらスミマセンでした・・・。

その後は疲れも手伝ってかすぐに眠りに付く。
明日も天気良ければ良いなあ~。

<今日の歩行時間>
涸沢7:00発~北穂高山頂10:35分着
北穂高山頂南峰11:35分発~涸沢岳山頂14:05分着
涸沢岳山頂14:15分~穂高岳山荘14:30分
総歩行時間6時間5分


by rickphoto | 2006-09-25 12:48 | 穂高連峰縦走 | Comments(9)
Commented by chelmo at 2006-09-25 15:04 x
写真見て、読んでいるだけでも怖〜。
よくぞ無事で帰ってこられたもんだな〜と感心。天気が良かったのも幸いだったんでしょうね。
3000m級の山で鳥探しても居ないでしょ(笑)、もし居ても撮影中に落ちちゃうよ。
ブロッケン現象なんて条件が揃わないと見られないんでしょう?。そんなに普段の行いが良い2人なのかな〜。
次回行く時には、一眼に望遠レンズは止めておいた方がいいでしょうね、代わりにビデオを持っていってオフ会で上映会をしましょ。
なんて馬鹿言ってると、好き勝手言ってんじゃネ〜っと怒られそうなのでこの辺で・・・。
Commented by RICK at 2006-09-25 15:16 x
多分写真見たり読んでる方が実際より怖いでしょうね(笑)
もちろん技術の無い二人ですから天気が助けてくれたのは間違いないですね。雨とか雪とか寒いの嫌だし・・・・・。
鳥はカメラ持ってない時(お約束!)は近くまで来ましたよ。
ホシガラス、イワヒバリなんかは結構3000Mの岩場でも見ましたね。
あと標高が下がってくるとウソとかメボソムシクイなんて結構居ました。

ブロッケンは以前槍ヶ岳に登った時も見ているので、今回は特に感動もなかったですが、近くに居たオバサンが「珍しい~!運が良い!」って大ハシャギしてたなあ~(^ ^;
背面に太陽が有って、目の前に霧が出ると出やすいらしいですね

ビデオですか・・・・重装備は今回で懲りたので止めておきます~。
今度こういう登山する時はコンデジにします(笑)
Commented by にゃっち@スーパーガケノボラー at 2006-09-25 17:43 x
雨なんか降ってたら絶対このコースは行きませんでした。
難易度高いの知ってたから…だから晴れてくれて本当にうれしかったです。
鳥さんいっぱい居ましたよ。イワヒバリもメボソムシクイも可愛かったです(^-^)
でもRICKのそばには行かないのよね~(笑)
3日目も乞うご期待!?
Commented by oziro-yatyou at 2006-09-25 19:41
ヾ(*゜▽ ゜*)〃スッゲ~!! 
兎に角何処登る?って感じの場所ばかりで見て読んで感動(T~T)
しかし、落石はこの写真を見ていると
気を付けていても起きそうですね~(大汗)
鳥さんは森林限界に近い場所ですから種類は限られそうだけど

>でもRICKのそばには行かないのよね~(笑)

バキッ!!( -_-)=○()゜O゜)・・・イタイ一言で・・・(爆)
そうそう、ビデオならコンデジサイズでHD画質の物が
撮れるのありますよ~ちょっと高いけど・・・
さ~スーパー崖ノボラー2に進化したにゃっちサンが
3に進化するのか?残りが楽しみだな~
でも、3になったら眉毛なくなっちゃうしな~・・・・(核爆)
Commented by RICK at 2006-09-26 09:06 x
本当に落石は自分が気をつけていても・・・って感じですね。
でもかなり高い確率で起きるので山の怖さを思い知りました(^ ^;
鳥さんは確かにえさも少ないですしね~。
とにかく望遠ズームは文字通り無用の長物でした(爆)

>でもRICKのそばには行かないのよね~(笑)
う~ん殺気が出てるのかなあ・・・。

ビデオは使わないでしょうね。
オジローさんは野鳥撮影に使って見ます?(笑)

3から眉毛なくなるんでしたっけ?
じゃあ2ぐらいにしてもらっておこうかな・・・ちょっと怖いかも(笑)

Commented by orat at 2006-09-26 13:24 x
凄い大作ですね~。これはもう旅行記のページに移植してもいいんじゃないですか。
それにしてもこの何処に道があるんですか~!?もしかしてとんがってる所のてっぺんを行くのかなあ。平均台ですねえ・・・・
崖もなんだか垂直だし、おまけに落石ですか~。なんだか今まで思ってたヤマノボラーのイメージと全然違うんですけど・・・
これはもうボウケンジャーの世界ですなあ(@@)
果たして2人は無事還ってこれるのか。来週が楽しみだな~(^^)
Commented by rickphoto at 2006-09-26 16:50
ブログで書くべきじゃなかったですね~(^ ^;
3日目の分は最後まで書いてアップロードする際に転送失敗!
全部の文章が消えてしまいました(T-T)

道は行ってみると道が有るのがわかりますよ。
平均台みたいなのは流石に無いですね(笑)
でも、写真で見るほうが多分大変そうに見えると思いますよ。

ボウケンジャー一緒になりますか?
僕とにゃっちとoratさんとひーこさんとたいき君ともう一人で。
それともchelmoさん、げんたろうさん、オジローさんが加入か?(爆)

それでは来週をお楽しみに~(笑)
Commented by げんたろう at 2006-09-27 10:20 x
おおっと。内容濃いぞぉ~~。
さらに上は厳しくなってるのにお二人の落ち着き具合が凄い。
落石のコワさは読んでても心拍数あがるぅ。
ホントにボウケンジャーですよ。身体能力の高さ見せていただきました♪。
これから3っ日目読みま~す。
Commented by RICK at 2006-09-27 10:47 x
ブログの基本画像容量30M越えちゃったんで今回から無制限(月250円)にしちゃったんですよ。
だから画像もデカイのバシバシ貼って調子に乗ってしまいました。
文章も長くてごめんなさい・・・(^ ^;

落石はヒヤヒヤモンですが高い所怖がらないのは僕もにゃっちも○○?


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